ご挨拶

 


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いじめ・自殺撲滅へ
国民運動を始めましょう!

いじめ・自殺防止国民運動本部/NPO法人「再チャレンジ東京」
理事長/事務局長 平林 朋紀

 

 子供たちの「いじめ・自殺」問題はとても深刻な状況にあります。もう、ほうっておけないレベルにきているのです。昨年文科省は、2018年度のいじめ認知件数が全国で54万件に上ると発表しています。しかし、これは文字通り認知した件数で、私たちの調べたところでは「いじめ」に遭遇している子供たちは4人に1人の25%に及んでいます。
 さらに、わたくしたちの行っているいじめ・自殺防止作文コンクールでは160件の応募がありました。この中で「いじめ」を自殺に結び付けて書いてある作文が65例(全体の40.6%)もありました。このままでは日本の全国民が防止・撲滅に取り組まなければ、大変な事態を引き起こすでしょう。東京都の調査では、10代から30代の死亡率のトップは自殺です。
 私たちは、かつて全国民的大問題を運動として解決した経験があります。それは『交通事故死』です。かつては年間の死亡者が1万6千人もいましたが、昨今は半分以下の4千人迄減少しています。この理由として、シートベルトの着用や飲酒運転禁止など、職場や地域など国民の意識改革が進んだ結果といえるでしょう。
 いじめ・自殺防止のコンクールで、最優秀作品のポスターと標語は東京都の全小中学・高校2165校に毎年配布、“気づき”に役立てています。今後はこの運動を全国に広げてゆきたいと考えていますので、ご協力をお願いいたします。この運動は厚労省の自殺対策費を使って行っていますので、どの県にも、それなりの予算が下りていますので、ポスターと標語をお分けすることができますので、ご検討ください。これまで、いじめによる事故が起きたら、教育委員会などに第三者委員会を作り、「やはり、いじめでした」と発表して終わっていました。すべて対処療法です。私たちの運動は、いじめの原因を探り、とりわけ、虐待などはミネラル不足にあることを突き止め、食の見直しを中心にお訴えをして、大きな効果を上げています。
 そのため、(1)命を守る「特別道徳授業」、(2)地域に拡大する「拡大版道徳授業」(3)いじめ・自殺撲滅のための作文・標語・ゆるきゃら・ポスターのコンテストを今後も開催してまいります。 学校で、地域で、職場など、みんなで「いじめ・自殺撲滅」に立ち上がりましょう。