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教育の本質と
生命輝く子供たち
いじめ・自殺防止国民運動本部/NPO法人「再チャレンジ東京」
企画室長 高谷 秀司
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私達は、いじめ・自殺防止国民運動を展開する中で、教育の本質を常に模索し続けています。
日本のこれまでの教育は、個性を封印し、平均的な人を作る傾向がありました。
この「平均像」から外れるこどもは、悩み、苦しむ。
本来、発達障害とは、個性の輝きであるはずではないでしょうか。
そんな中で、子供たちと共に、自分探しの努力をしてきました。
「個性が輝く教育」と「なりたい自分の模索」の重要性をあらためて感じさせてくれます。
生命を守る道徳の授業や、様々な場面を通じて、これまでに出会った子供たち。
純真でポジティブな生き方をしています。
生命輝く子供たちが沢山います。
映画「かみさまとのやくそく」を見たことで、前世の記憶を思い出し、今では木や石などとも会話できるようになったのは、小木曽健登さん。
不登校時代を乗り越えて、今ではパワーを他の人に与える役割を果たしています。
佐別当絵里さんは、日本語、英語、中国語を流暢に話すこどもです。学校だけではなく、様々な体験や学びを通して、自分にあった学び方を得ています。こどもたちが泊まる「キッズホテル」を建設中。
中島芭旺さんは、不登校時代に様々な人に会い、学ぶという学習方法を取得。その体験などを10歳で「見てる、知ってる、考えてる」を出版しました。それは、日本で累計17万部を突破したベストセラーとなっています。
世界の多くの国で出版されつつあります。
寺西倫太郎さんは、縄文時代の「助け合い」の文化を知り、今の時代にそうした新たな縄文文化の社会を提案しています。
佐藤夢奏さんは、まなびてらこの「こども記者クラブ」こども編集長として活躍しています。料理や食文化でも積極的な活動を展開しています。すべてに前向きな発想と行動です。
羽生すみれさんは胎内記憶を持つこどもです。生まれた時から「かみさま」「天使さん」と会話します。「幸せ」をポジティブに考える彼女のスタイルは日本の学校でも取り上げられるようになっています。
AO(あお)さんは、「いじめや孤独な時代」を学校で経験。
しかしその後、人や学校に合わせるのではなく、自分が最もやりたいことをやればいい、と考え、人生の新たな展開を得ています。自分の思いを絵画で表現することを学び、今では、絵画やアート分野で知られる存在になっています。
日本全国の伝統工芸を学び、世界にこの素晴らしいアートを発信したいという夢を持っています。
佐藤和音さんは独学で8カ国語を習得した国産マルチリンガルです。
素晴らしい知力を持ちながらも、日本の学校では「協調性運動障害」により、苦難の生徒時代を過ごしたといいます。しかし、それを乗り越え、「他人との違い」を活かしながら、世界に挑戦しています。
渋谷友雅さんは、高校を1年の時にやめました。
彼はベッドに寝た状態ですが、自分の好きなことを思いっきりやり、新たな道を模索しています。
その後、自分が好きな「食」を活かし、楽しい人生を送っています。
自身も料理をします。不自由な体ながらも、もっと多くのことに挑戦したいと積極的な人生を選択しています。
中塚彩葉さんは、2歳頃に、胎内記憶について語り始めました。自分の使命と将来の夢を探し、挑戦をし続けています。
ミルスタイン杏奈さんは、個性を大切にすることを強く訴えます。
ジェンダー、国籍、肌の色や社会的地位に関係なく、個性重視の新たな教育のあり方を考えています。
カンボジアなど世界の学校とも連携し、地球規模の発想で活動をしています。
雷●帆(●は王に路)さんは、現在の社会や教育での「個性に対する偏見」を批判しています。
彼女の夢はファッションデザイナーになることです。個性を潰して標準化するだけでなく、殻を破り、自由な発想力をつける教育が必要だと主張します。
眞田優太さんは独学で津軽三味線を習得しました。
佐藤ひらりさんも素晴らしいピアノ演奏と歌声。彼女は視神経低形成により生まれつき全盲です。素晴らしい歌唱力と人間力、、、
数え上げればきりがない。
限りない可能性と個性の煌めき、、、、
子供たちから学ぶことが、いっぱいです。
本来、学校という場所が、個性を育む場所でなければならない。主人公は、子供達自身だからです。
真の学校の姿を実現していく為に、現場の先生、
文部科学省、東京都と共に、突き進んでいきたいと思っています。
プロフィール |
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