「いじめ・自殺防止国民運動」ニュース
《活動報告》


“心の病”は栄養で治る
再チャレンジ東京・年次総会で神津博士

NPO法人再チャレンジ東京の平成24年度の年次総会が6月26日、
千代田区の霞が関ビル35階、東海大学校友会館で行われました。

◎今年度は若年層の自殺対策に取り組む
 席上、23年度の活動報告、会計報告の後、平林事務局長から、昨年東京都の助成を受けて作成した自殺防止DVDは大きな反響を頂き、現在、徳州会の協力を受け、全国に無料配布中であること。また、今年度は若年層の死亡率のトップが自殺であるため、「自殺したくなったら読むマンガ」(仮称)を作成し、スマホでダウンロードすれば誰でも見れるようにする。また、その漫画を小冊子にして学校や図書館などに配布したい旨が報告され、全会一致で了承されました。次にナチュラルクリニック代々木の神津健一博士が、特別講演を行い、薬を一切使わないで心の病を冶す報告に、大きな驚きと共感が寄せられました。
◎成果を上げる細胞膜栄養療法
 現在、当医院で院長を務める銀谷翠先生の半生が美健ガイド社から漫画「闘う女医」(上)となって発刊された事が報告されました。この内容は銀谷先生が秋田大学医学部を卒業し、精神科の医者になったものの、薬をいくら投与しても患者が治らないことで、もう精神科の医者をやめようかどうか迷っていた時、神津先生の医院を知り、危険な向精神薬を一切使わないで患者が治る。これならと、ナチュラルクリニック代々木に入れてもらい、現在は院長を務めている様子が描かれています。とりわけ、シナプスという神経伝達物質がやせ衰えると、情報が流れなくなり、内にこもるか、薬でますます傷つけられて、人を刺し殺したり、あるいは自殺という行動に出ると言います。
 したがって、やせ衰えた神経伝達物質を太らせるために栄養を与えることで、自然治癒力が働き、完全に正常になり、心の病は細胞膜栄養療法で治るというのです。

◎毛髪の分析で体内の状況を探る
 また、普通の精神内科では3分治療が当たり前で、しかも病名は医者が恣意的に付け、5軒の病院に行けば5軒とも病名が違うことが当たり前のようになっているといいます。神津先生の病院では診察の前に毛髪の分析で、身体の中の内臓の状況や脳内の不足の栄養素を科学的に分析し、そのうえで診療に当たるため、的確な診断がなされ、早く完治に結びつくとの事です。

*ナチュラルクリニック代々木へのお問い合わせは
住所=東京都渋谷区千駄ヶ谷5−21−6−7F
東京03−5363−1481です。


自殺防止へ対策を急げ
3/15、公明党の要請受け意見交換

 公明党の自殺防止対策プロジェクトチーム(赤松正雄座長)の要請をうけ、3月15日、衆院第2議員会館で現状の自殺対策について意見を交わしました。

 
  初めに清水洋氏(当NPO顧問)より、経済不況によって給料が下がり、ボーナスも満足に得られず,ローンの不払いからせっかく手に入れた住宅を手放すといった事態が各地に起きており、適切にアドバイスしなければ自殺者が増える可能性を指摘しました。
  それらの解決には住宅を手放せば借金も消える欧米式の
ノンリコース(*)方式や、何の利害がないのに多くの人が苦しめられる「連帯保証人制度」をなくすよう要請しました。
 また銀谷医師や神津氏からは、薬を一切使わずにうつ病を治す治療の成果が報告され、学校給食を欧米型から日本伝統の米飯食に変えることで学校の成績がトップクラスに。発達障害や不登校児童などもいなくなった長野・真田中学の事例が報告されました。現在10〜20代の若者の死亡率のトップが自殺とあって、食べ物と精神障害の関係が大きいと報告。代替医療を推進することで国の医療費が大幅に削減できるのでぜひ推進してほしい旨、要請しました。

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公明党の自殺防止対策プロジェクトチームと意見交換

*)ノンリコース(ローン)
(non recourse debt)日本語では非遡及融資とも呼ばれ、ローン等の返済についての原資となる範囲に限定を加えた融資の方法。通常は責任財産となる原資からのキャッシュフローを返済原資とし、その範囲以上の返済義務を負わない。一般的な日本の住宅ローンなどの借入は「リコースローン」と呼ばれるもので、アメリカにおける住宅ローンはこの「ノンリコースローン」が主流となっている。→金融・経済用語辞典より
http://www.finance-dictionay.com/2010/02/post_620.html


日本の自殺対策の変更迫る
2/24、厚労省と内閣府の自殺担当者に要請。
NPO法人「再チャレンジ東京」など


 日本の自殺は年間3万人が14年間続くといった最悪の事態を迎えています。そこで、去る2月24日、鬱(うつ)や自殺に対し効果的な対策を実行し、一人も自殺者を出していない当NPOはじめ関係団体(自殺防止映画“大震災の超克・生命の輝き”に登場したチャプター諸先生方)が、厚労省と内閣府の自殺担当者に自殺対策の在り方を変更するよう要請しました。
(対応に尽力されたのは菅原一秀衆議院議員)

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内閣府と厚労省の自殺対策関係者に自殺対策の変更を迫る
NPO再チャレンジ東京の関係者(左)
これには内閣府から自殺対策推進室の萩原参事官補佐、厚労省からは本後健課長補佐ら4名が参加、再チャレンジ東京側からは清水洋顧問、市民の人権擁護の会の米田倫康世話役、ナチュラルクリニック代々木の神津健一医学博士らが参加しました。
 席上、米田氏からは現在進められている睡眠キャンペーンやゲートキーパーなる自殺対策は、自殺の防止でなく精神科医療へ「つなげる」ことが目的となっているとし、しかも「つなぐ」先の精神科治療では、多剤大量処方などで患者を死に追いやるような根拠のない危険な治療が野放しにされている。
 こうした点を指摘したうえで、
(1)重要なのは薬で悩みをごまかすことではなく、悩みの原因そのものを解決するよう、借金で苦しむ人にはサービサーなどの法律を駆使して、出口を教えてあげること、失業者には仕事を早くあっせんするなど、個人の状況にあった支援体制を構築すること
(2)多剤大量処方の規制
(3)悪質な精神科医の排除・危険な治療の規制

――などが急務であることを訴え、現在の効果のない自殺対策を変更するよう要請しました。

うつ・自殺防止映画(DVD)が完成しました。
1/27、国会で完成報告会及びシンポジュウム開く
kaikenn mein kaiken-sab
(左)国会衆議院第二議員会館での会見模様
(上)DVDのチャプターでも登場する当NPO顧問清水洋氏。資料片手に自殺の現状を訴える。右は平林事務局長
 3・11一周年を前に、多くの期待を担って製作が進められていた日本で初の、うつ・自殺防止映画が、このほど完成。さる1月27日、国会の衆議院第二議員会館で、完成報告会及びシンポジュウムが開かれました。タイトルは「STILL ALIVE 大震災の超克・生命の輝き」です。
  内容は宮城県で水産加工会社を経営する主人公が一度は倒産、うつ状態になるも息子と力を合せて再建、ようやく目途も立ち、これからという時「3.11大震災」に見舞われた。主人公の妻も、そして息子夫婦、更には、可愛い孫も津波に流され、工場も跡かたも無く、なくなる。一度は死を覚悟するが、ボランティアに来ていた女性に救われ立ちあがるというもの。
 撮影は被災地・名取市・閖上地区で行われ、大津波の映像もフジテレビの好意で挿入され、涙なくしては見られないドラマとなっています。
 ドラマの後では、うつや自殺防止に大きな効果をあげている識者に登場願い、チャプタ―で渾身の解決策を示します。
 試写会には衆参国会議員や神奈川県議など約150名が集まり、宇田川理事長の挨拶の後、ドラマを鑑賞、チャプターメンバーの紹介の後、各チャプターの報告を食い入るように見つめました。中でも動くことも話すこともできず、目の動きで命の尊さを訴える医療法人徳州会の徳田虎雄理事長の応援メッセージには圧倒されたようです。
 また、このドラマの冒頭では石原慎太郎東京都知事がメッセージを寄せ、うつ病が薬によってかえって長引き、時には自殺に繋がり、自殺者が増える日本の実態を痛烈に批判しました。
  この映画製作に対し、東京都からは助成金を出していただき、また、徳州会もDVD配布に応援、トヨタやパナソニックも応援していただきました。したがって完成したDVDは基本的には無料で贈呈する予定です。又、チャプターに登場し、大きな成果を上げている先生方をセミナー等に派遣することも決めておりますので、ふるってお申し込みください。 (当NPO事務局長 平林朋紀・記)
自殺防止「STILL ALIVE 大震災の超克 生命の輝き」 完成報告会

【本DVD入手方法】
●電話
TEL.03-3207-7566まで。
●フォームメール
 こちら よりお問い合わせ内容の欄にチェックを入れて送信して下さい。
●ファクス
ちらし裏面 をダウンロードし、申し込み欄に必要事項をご記入の上、ファクスしてください。
 ※DVDに関する情報は こちら に移動しました。

 自殺防止国民運動ここまでの系譜
6月2日、「自殺防止国民運動本部」発足
13年間、毎年3万人を超す自殺者を出している我が国の自殺天国を何とか食い止め、生きやすい国づくりを目指して各界の識者が呼びかけ人となり発足式を開催、「自殺防止国民運動本部」が正式に発足しました。
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●6月2日,自殺を防ぐために正しい取り組みを宣言しました
自殺を防ぐための正しい取り組みを
自殺防止国民運動の趣意書(PDF)
●7月1日、厚労省へ要望書を提出致しました。その全文を掲載します。
自殺を防ぐための正しい取り組みを
要望書 (PDF)


 

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